2012年08月22日

【ものづくり】世界のトップライダーからの賞賛

“ライダーの安全を守る”というコンセプトのもと、徹底した研究の上で開発された櫛谷商店のレーシングスーツは高い評価を受け、やがて国内外からの注文がたくさん舞い込むようになります。
「先代社長である母は、一人でも多くのライダーの注文に応えたいと、いつも夜遅くまで手作業で革ツナギを縫っていました。難しい要求にも『なんとか応えてあげたい』と、常にライダーを思いやり、柔軟に対応していましたね。当時から斬新なアイデアを取り入れて工夫していましたね」と櫛谷社長は、当時を振り返ります。
 
幼い頃から両親の真摯な取り組みに影響を受けてきた櫛谷社長もまた、その道に進むことを決意します。1971年、単身上京し櫛谷商店を有限会社化、やがて全国展開していきます。
一方で、オートバイの性能やレースを取り巻く環境も、時代の流れとともに急速に変化していました。オートバイが進化すれば、それに乗るライダーの、レースでの転倒の仕方なども変わってくるのです。櫛谷社長をはじめとしたクシタニのメンバーは、「レースが変われば、当然スーツも変わらなければいけない」という使命感のもとで、安全性を追求した、強烈な衝撃に耐えうるレーシングスーツをいち早く開発。また、同時にそれぞれのライダーの特徴に合わせて、革の厚みを変えたり、パッドの位置を変えたりと、丁寧に対応しました。

【ものづくり】世界のトップライダーからの賞賛

こうした細やかなサービスは、世界的にも評判を呼び、世界のトップライダーからも「是非クシタニでツナギを作りたい」と指名されるようになります。ロードレース史上に輝かしい記録を残したワイン・ガードナーやランディ・マモラなど、オートバイファンであれば誰しもが憧れるトップライダー達がクシタニの製品に信頼を寄せ、先代社長である櫛谷 稔子さんを「日本のママ」「ボス」と呼び、まるで家族のように慕っていたといいます。

「今でも忘れられない光景は、1987年にスウェーデンで開催されたWGP(ロードレース世界選手権)500ccクラスで、クシタニのスーツを着たワイン・ガードナーとランディ・マモラが、表彰台の1位、3位を占めた時ですね。自分たちが心を込めて作ったツナギを着たライダーが世界最高峰のレースで活躍するというのは、本当に嬉しかったです」と櫛谷社長は当時を振り返ります。

【ものづくり】世界のトップライダーからの賞賛



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Posted by 出世大名家康くん at 10:00│Comments(0)ものづくり
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