2012年07月17日

【文化】遠州夏の風物詩『遠州大念仏』

7月15日(日)に、犀ヶ崖資料館の前庭で毎年恒例の『遠州大念仏』が行われました。
今年は、浜北区の「本沢合組」と中区の「浜松上島組」の2組が夕闇の中で、江戸時代から受け継がれている賑やかで華やかな大念仏を披露し、会場に詰め掛けた多くの来場者を楽しませました。

【文化】遠州夏の風物詩『遠州大念仏』

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また会場では盆踊りも行われ、浴衣を着た多くの人が輪を作り、踊りを楽しみました。

【文化】遠州夏の風物詩『遠州大念仏』

【文化】遠州夏の風物詩『遠州大念仏』

『遠州大念仏』は遠州地方の郷土芸能の一つで、初盆を迎えた家からの依頼により、その家の庭先を訪れて大念仏を行います。大念仏の団体は家の手前で隊列を組み、統率責任者の頭先の提灯を先頭にして笛・太鼓・鉦(かね)の音に合わせて行進します。笛や太鼓など、もろもろの役を含めると30人を超す人数になります。
大念仏の一行が庭先に入ると、太鼓を中心にして、その後方に双盤を置き音頭取りに合わせて念仏や歌枕を唱和します。そして太鼓を勇ましく踊るようにして打ち鳴らし、初盆の家の供養を行います。現在は、約70組が遠州代念仏保存会に所属して活動しています。
また犀ヶ崖では、毎年7月15日に三方ヶ原合戦の死者の霊を慰めるため、『遠州大念仏』が行われています。

【文化】遠州夏の風物詩『遠州大念仏』

■本沢合組
大念仏の特長は、“十六拍子の長念仏”を永島組から受け継いだことにより、現存の大念仏保存会の中では最もテンポの緩やかな念仏となっています。
また、歌枕と太鼓切り、双盤の「静と動」が絶妙な掛け合いが見どころです。

■浜松上島組
後継者作りの一環として、小学4年生~中学1年生に体験をさせています。練習は部活などの合間をみて、1日1時間の練習を40日間行っています。
大念仏のテンポはやや速く、笛は頭先礼拝に雅楽笛を、囃子は後打ち音に拍子木を使用しています。双盤については、昭和49年製の1尺6寸を使っています。



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Posted by 出世大名家康くん at 12:28│Comments(1)音楽文化
この記事へのコメント
本当に誇りの伝統芸能ですので後継者が引き継いでくれて絶やさない様に切に願いますねえ~!
Posted by ササやん at 2012年07月17日 21:21
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    コメント(1)