2012年11月02日

【ものづくり】「浜松ものづくりマイスター」認定式

「浜松ものづくりマイスター」制度を知っていますか?

浜松市は、世界的な企業や高度な技術を持つ中小企業が数多く生まれ、国内有数の「ものづくりのまち」として発展してきました。
「浜松ものづくりマイスター」は、優れたものづくり技術の維持継承と次世代産業を担う人材の育成を目的として、工業系製造業分野における技術的に第一人者を認定するためにできた制度です。

平成22年度にこの制度を創設し、10月31日(水)、新たな3人に、鈴木浜松市長から認定証が手渡されました。

詳しくは 浜松の元気HP をご覧ください。

  


Posted by 出世大名家康くん at 14:36Comments(0)ものづくり

2012年09月16日

【ものづくり】「ソーラーバイクレース」に中学生が挑戦!

ものづくりのまち浜松。また、国産バイクの発祥の聖地でもあります。

15日(土)、浜松オートレース場で「ソーラーバイクレース」が行われました。
「ソーラーバイクレース」とは太陽光パネルで充電したバッテリーを利用して走る電動バイクレース。

今回は企業を含む33チームが参加しています。

車のような形をしたマシン、機関車型のマシン、音楽を鳴らしながらすごい速さで走るマシンなど、様々で見ているだけでおもしろいです。




そのなかで、中学生チームとして参戦しているチームがあります。
浜松市立三方原中学校の生徒たちです。
番号は ナンバー31。


軽快に駆け抜けていきました。最速時速は40キロにもなるそうです。
ライダーは5人いて、1時間ごとに交替しています。

ライダーの一人、3年生の八尋くんは、走行中においても、怖さはなく、少しでも長く走ることだけを考えており、今回は調子いいですとのこと。
新部長で2年の山本くんは、8位を目指して頑張ります。と力強くこたえてくれました。

チームはライダーだけでなく、バッテリー担当、バイクの整備など 分担してみんなで協力して行っています。
ライダーが、帰って来るときは、みんなで出迎えて、バッテリー、走行距離のチェックです。


そして、分担作業、マシンのチェックや、バッテリーを充電していました。



これからの未来を担う中学生たち。
夢にむかって頑張れ中学生。

16日(日)もソーラーバイクレースは行われます。
詳しくは ソーラーバイクレースホームページをご覧ください。
http://www.solarbikerace.com/
  


Posted by 出世大名家康くん at 08:30Comments(1)ものづくり

2012年09月13日

【ものづくり】高校生制作アプリが「東京ゲームショウ」に出展

9月22日(土)、23日(日)、千葉の幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2012」に、静岡県立浜松城北工業高等学校の3人の生徒が制作したアプリの出展が決まりました。
 
指導担当の森下教諭は、同イベントに、高校生の作品が出展するのは、今回が初めてだと思うと説明がありました。

Microsoft社企業プロジェクトが実施する「WindowsPhoneアプリケーション開発」のことを知り、生徒に呼びかけたところ、コンピューター部 電子科2年生の3人が興味を持ちました。Microsoft社から、開発アプリソフトの提供を受けて、5月の連休明けから作業に取り組み始めました。
 
限られた時間のなかでドーナツをつかむゲーム「ドーナツを狙う者」を制作した沼田輝明さんは、初めてのことで、心配が多かった。たくさんの人に楽しんでもらえたらいいとのこと。
 
髪の毛型宇宙人の毛を抜くというゲーム「抜け!毛マスター」を制作した澤田啓忲さんは、自分でゲームを制作してみたかった。限られた時間のなかで、つくるのが難しかったとのこと。
 
水で霧吹きした後、障子を破るというゲーム「障子破り」を制作した坂下和司さんは、企画を考えるとき、アイデアが出なくて苦労した。子供のころ楽しかったことをすべて書き出して思いついたとのこと。



9月22日(土)には、生徒たちもブースで、PRしますとのこと。

「ものづくりの街 浜松」を 代表して頑張ってほしいです。
夢に向かって、頑張れ 高校生!

9月22日(土)10:00~17:00
9月23日(日)10:00~17:00

  


Posted by 出世大名家康くん at 10:35Comments(0)ものづくり

2012年09月12日

【ものづくり】“浜松ジオラマファクトリー”の常設化が決定!!

3月17日~9月17日まで期間限定でオープンしている“浜松ジオラマファクトリー”が、9月18日から常設化されることを情景作家・山田卓司氏や事務局である「はままつ未来会議」から発表されました。



浜松ジオラマファクトリーが常設化に至った経緯は、旅行会社からのツアー申込みが増えて来場者の評判も良いことや、小・中学校や保育園が教育目的での来館が後を絶たず存続を希望されていること、また8月に開催した「第1回浜松ジオラマグランプリ」が全国規模で報道され6日間で6000人以上の来場者があったこと等により、来館者数も上昇傾向であるためと説明されました。

また、山田卓司氏は浜松ジオラマファクトリーを通して「ものづくりの楽しさや、大変さを広く伝えていきたい。」と今後の抱負を話し、常設化の決定祝いとしてダルマの目玉を書き入れました。



山田卓司氏のジオラマ作品を常時鑑賞できるのは、浜松ジオラマファクトリーだけです。
初めての方はもちろんのこと、展示作品やレイアウトの変更によってリピーターの方でも常に楽しる内容となっています。
ぜひ会場へお越しいただき、山田卓司氏の造ったジオラマの世界を堪能してください!!

■浜松ジオラマファクトリー
 会場:ザザシティ浜松中央館3F
 (住所:浜松市中区鍛冶町100-1/電話:053-489-3725)
 入場時間:午前10時~午後7時
 入場料:大人400円、中学生・高校生200円、小学生以下は無料
 
 ※詳しくはコチラ ⇒ http://www.hamamatsu-diorama.com


  


Posted by 出世大名家康くん at 09:23Comments(0)ものづくり

2012年08月27日

【ものづくり】「第1回浜松ジオラマグランプリ」の大賞決定

浜松駅前遠鉄百貨店6階「ギャラリー・ロゼ」において、20日から作品が展示されていた「第1回浜松ジオラマグランプリ」の表彰式が行われました。

浜松ジオラマグランプリ大賞には、兵庫県西宮市の小原雅司さんの作品『峠』が選ばれました。

開催期間中、約五千人の来場者があり、連日、大盛況でした。

このグランプリを開催した「はままつ未来会議」は、浜松やらまいか大使の山田卓司氏の作品がいつでも観られる、ザザシティ中央館三階の浜松ジオラマファクトリーを運営しています。

皆さん、ジオラマファクトリーにもぜひお運びください。



  


Posted by 出世大名家康くん at 08:57Comments(1)ものづくり

2012年08月25日

【CP日記】「バイクのふるさと浜松2012」が開催されました。

浜松は太平洋戦争の空襲により焼け野原となりました。この焼け跡から復興がスタートしました。
この地域ではスズキ、ホンダ、ヤマハに代表される世界的な企業をはじめ、昭和30年前後には、30社以上のオートバイメーカーがあったのです。
 
「国産バイク発祥の地」である浜松で、8月25日(土)、バイクのイベント「バイクのふるさと浜松2012」が開催されました。(場所は浜松市総合産業展示館)

イベントの開会式に先立ち、浜松市の「原動機付自転車オリジナルナンバープレート」で採用された「良知寛子」さんと、優秀作品の方々の表彰式も行われました。


浜松の鈴木康友市長と「バイクのふるさと浜松実行委員長」の挨拶後、テープカットが行われました。


全国から、多くのライダーや、バイク愛好者達が浜松を訪れています。


屋内会場では、最新バイクに実際に触れられる「タッチ&トライ」コーナーや、未来のバイクを感じさせる「コンセプト車展示」、「昭和30年代メーカーバイク」に、多くの人たちが集まっていました。




会場内では、浜松市のPRブースを設置して、全国から訪れたみなさんに「出世の街浜松」のPRや、浜松の見どころを紹介しています。


鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦し、優勝した「F.C.C. TSR Honda」(『出世の街 浜松』のロゴマークを入り)のことが紹介されていました。


「原動機付自転車オリジナルナンバープレート」採用作品と優秀作品の展示や、夢のバイクデザイン画コンテストの展示も行われています。
人気のトライアルデモンストレーションでは、選手のユーモアあふれるトークで盛り上がり、観客から多くの歓声とカメラのフラッシュがたかれていました。


今年は、海外メーカー販売店「ハーレーダビッドソン浜松」が、初めて出展しています。

浜松オートレースヴィーナスKANAも来場しています。


明日、8月26日(日)も、10:00~16:00まで、開催されています。
ぜひ、訪れてみてください。

●日程    8月25日(土)10:00~17:00
    8月26日(日)10:00~16:00
●会場    浜松市総合産業展示館(静岡県浜松市東区流通元町20−2)
●参加費   無料
●主催  浜松市
●実施団体 バイクのふるさと浜松実行委員会
●公式サイト http://www.bike-furusato.net
●問い合わせ TEL:053-489-8111(実行委員会事務局)
※当日のお問い合わせ:090-5638-4305
  


Posted by 出世大名家康くん at 15:51Comments(1)ものづくり

2012年08月24日

【ものづくり】何事にも自分でチャレンジ“やらまいかスピリッツ”

櫛谷社長自身、クシタニのレーシングスーツを着てレースに参加していたライダーでもあり、また今年61歳になられた現在でも、自社の製品を実際に着てツーリングに出かけるなど、現役の製品テストライダーでもあります。ライダーのための製品を作るメーカーであるならば、同じ視点で考えなければならない。そうすれば、自分が良い悪いと思う部分は、きっと他のライダーも同じことを感じている。

 そうした中から生まれ出てきた技術に、レーシングスーツの撥水加工があります。ご存知の通り、革は水を含むと重たくなり、レーシングスーツとなると、それがライダーの動きを妨げることになります。
 従来の革製品の撥水加工は、革の表面だけを処理する対応がほとんどでしたが、長く着ていただく一般のライダーにとっては、擦れることで次第にその効果が無くなってしまいます。また、レースの世界でも夏のレーシングスーツはパンチングメッシュと呼ばれる革に細かい穴が開いた加工が施されており、表面処理だけでは雨だけでなく、汗の影響にも対応することができません。クシタニでは、その弱点を革の繊維層までフッ素を浸透・吸着させることで、革自体の撥水性を高める技術を開発しました。

 実は、この技術は、櫛谷社長自身のアイデアが元となっています。また、通常最新のテクノロジーは、レースで培われ、それを一般の製品にフィードバックするのがセオリーです。しかしながら、この技術は、櫛谷社長のツーリングテストから生まれたアイデアが元で、それがレース界に広がりました。

 自身が自社製品のテストで、ツーリングを行っている時に、「ライダーの恰好は“お洒落じゃない”」「オートバイで出かけても“お洒落なレストランに入るには抵抗がある”」と常々感じていたそうです。その頃の若者はジーパンが主流でしたが、冬にオートバイを乗るには寒く、もちろん革の安全性もありません。そうしたなか開発されたのが、今ではクシタニのロングセラー商品となった“ウォッシャブル”の革パンツ「EXPLORER」です。ジーパンのような見た目と、使い勝手(洗える)は、ライダーの恰好悪さを払拭する画期的な商品でした。この“ウォッシャブル”の技術は、ツーリング時の突然の雨にも“濡れて重くならない”というメリットがあり、それが今日のレーシングスーツに活かされています。

 お話を伺っている中でも、次から次へと櫛谷社長のライダーとしてのアイデアが沢山出てきます。「最近は、年配者向けの“脱ぎ着しやすい革ツナギ”を開発しようかなと考えたりしているんですよ」と目を輝かせる社長。一般のライダーも高年齢化が進んでいるといわれています。等身大の自分と照らし合わせ、自分が“今”しか感じられないことをまず“カタチ”にしたい。そうしたクシタニに息づくスピリットは、レース界だけでなく、全てのライダーに対しても心強い存在であり、櫛谷商店の時代から変わらずにライダーから愛され続ける理由なのかもしれません。

クシタニ本社には、ライダー達が実際にレースで着た同社製のスーツがたくさん保管されている。ワイン・ガードナーやランディ・マモラのスーツもあり、まるで博物館のよう。多くのライダー達に愛されてきたクシタニの歴史が垣間見える  


Posted by 出世大名家康くん at 09:16Comments(0)ものづくり

2012年08月23日

【ものづくり】クシタニが愛される所以

80年代後半、日本におけるオートバイブーム全盛のころ、韓国製の安価な大量生産品などが多く流通した際にも、クシタニの信念は揺らぎませんでした。“ライダーの要望にひとつひとつ丁寧に応える手作業での製造”というクシタニ本来の姿勢を貫き通したことで、一般のライダーだけでなく、世界のトップライダーからの信頼を確固たるものにしたと言えます。

 「クシタニの革ツナギを一着作るのに、牛1.5頭分を必要とします。“適材適所”という言葉通り、それぞれのパーツに適した牛革の部位というものがあるのです。運動性の必要な場所には伸縮性に富んだ腹部に近い革、運動性が少なく外見の美しさが要求される場所にはきめ細やかな背中に近い革、といった具合で、牛革を細かく使い分けしています。また、牛によって個体差がある革の硬さや伸び率なども選別します。無駄がたくさん出てしまうし、コストパフォーマンスは良くないのですが、ライダーの着心地と安全性を考えれば、こういったこだわりは絶対に譲れないポイントですね」と櫛谷社長は語ります。


一着のツナギを作るのに、牛革3枚分(牛1.5頭分)が使用される。丁寧に選別され、適したパーツに裁断される


また、そうしたクシタニの姿勢は、レーシングスーツを創るだけでなく、ライダーのサポートにも現れています。毎年夏に三重県の鈴鹿市で開催される「鈴鹿8H耐久ロードレース」では、今年もクシタニのレーシングスーツを着た選手が多く参加していました。クシタニはそうしたオートバイレースの会場に、ミシンや予備のパーツなどを持ち込み、その場でレーシングスーツを直せる、いわゆる“レーシングスーツの救急車”を毎回出しています。レースは練習走行から予選、決勝まで、1週間ほどのスケジュールで行われます。予選中に転倒したり、それによりケガをすることもあります。本人はもとより、チームは全力で決勝を走れるようマシンを直しますが、ライダーの命を守るクシタニも同様に万全のサポートをします。転倒により壊れたレーシングスーツを“救急車”で即座に直すだけでなく、ケガをしても決勝に参加するライダーには、ケガで腫れた部分に合わせてスーツを広げ、ライダーの負担にならないようなクシタニならではの処置をレーシングスーツに施します。
 こうして、非常にタイトなレーススケジュールの中でも、次の日には新品同様になったレーシングスーツで安心してレースに参加できる。そうした一人一人に対しての細やかな対応を“当たり前”のようにサポートする姿勢が、クシタニが愛される所以かもしれません。

 もうひとつ、櫛谷社長からクシタニが愛されていることを象徴する面白いエピソードをお聞きしました。オートバイのレースでは、マシンだけでなく、レーシングスーツにも各社のスポンサーロゴがぎっしり書かれています。もちろん、レーシングスーツメーカーもその一つで、各社がしのぎを削っています。そんな中、あるライダーがチームのスポンサーとしては別のレーシングスーツメーカーだが、『どうしてもクシタニの革ツナギでレースに参加したい』と言われ、やむなく他社のロゴをつけたクシタニ製のレーシングスーツを提供したことがあるそうです。
 クシタニにとってはそのライダーが活躍しても宣伝にもならず、一文の得にもなりませんが、クシタニを愛してくれているライダーのためならと笑って対応できる。まさにクシタニらしいエピソードです。

熟練された職人の手作業でひとつひとつ丁寧に作られるスーツ
  


Posted by 出世大名家康くん at 15:00Comments(0)ものづくり

2012年08月23日

【ものづくり】「バイクのふるさと浜松2012」が開催されます

 「国産オートバイ発祥の地」である浜松のオートバイ産業の振興を目的に、「バイクのふるさと浜松」を8月25日(土)、26日(日)、浜松市総合産業展示館で開催します。
 毎年「バイクの日」の8月19日付近に浜松市で行われるバイクイベントで、全国から多くのバイクファンが来場します。
 10回目となる今年は『バイクとデザイン』をテーマに掲げ、SUZUKI、HONDA、YAMAHAのデザイナーによるフォーラムや、各メーカーのコンセプト車両を展示します。
 また、上記3社の最新バイクに実際に触れられる「タッチ&トライ」や、トライアルデモンストレーションなどの恒例イベントも行います


■ 今年度の目玉イベント
(1)バイクフォーラム「疾風を描く(かぜをかく)~機能・美 スタイリングの追求~」
   26日(日)13:00~14:30
    国内3メーカー(スズキ、ホンダ、ヤマハ)のデザインに携っている担当者により、メーカーの垣根を越えたデザイナートークが繰り広げられる。
(2)コンセプト車展示「The Future of Motorcycle」 両日
(3)トライアルデモンストレーション 両日 ①11:30~12:00 ②15:00~15:30

■ その他の主なイベントの内容
(1)タッチ&トライコーナー 両日
(2)交通安全宣言パレード・ラン 26日(日)10:30~12:00
   パレード出発式10:25、コース:浜松城公園駐車場~浜松市総合産業展示館
(3)昭和30年代メーカーバイク&オーナー紹介コーナー 両日

■ 夢のバイクデザイン画コンテストの結果
 「近未来(20~30年後)のバイク」をテーマとしてオートバイのデザイン画を募集したところ、124点の応募があ  り、実行委員会での審査の結果グランプリ1点、準グランプリ3点が決定しました。

◇グランプリ 
浜松市中区在住 古田 純也 さん(21歳 静岡文化芸術大学)の作品 
作品タイトル  LINESS(ライネス:造語)【作品は会場でご覧ください】

●日程    8月25日(土)10:00~17:00  8月26日(日)10:00~16:00
●会場    浜松市総合産業展示館(静岡県浜松市東区流通元町20−2)
●参加費   無料
●主催     浜松市
●実施団体   バイクのふるさと浜松実行委員会
●公式サイト http://www.bike-furusato.net
●問い合わせ TEL:053-489-8111(実行委員会事務局)
※当日のお問い合わせ:090-5638-4305
  


Posted by 出世大名家康くん at 09:15Comments(0)ものづくり

2012年08月22日

【ものづくり】世界のトップライダーからの賞賛

“ライダーの安全を守る”というコンセプトのもと、徹底した研究の上で開発された櫛谷商店のレーシングスーツは高い評価を受け、やがて国内外からの注文がたくさん舞い込むようになります。
「先代社長である母は、一人でも多くのライダーの注文に応えたいと、いつも夜遅くまで手作業で革ツナギを縫っていました。難しい要求にも『なんとか応えてあげたい』と、常にライダーを思いやり、柔軟に対応していましたね。当時から斬新なアイデアを取り入れて工夫していましたね」と櫛谷社長は、当時を振り返ります。
 
幼い頃から両親の真摯な取り組みに影響を受けてきた櫛谷社長もまた、その道に進むことを決意します。1971年、単身上京し櫛谷商店を有限会社化、やがて全国展開していきます。
一方で、オートバイの性能やレースを取り巻く環境も、時代の流れとともに急速に変化していました。オートバイが進化すれば、それに乗るライダーの、レースでの転倒の仕方なども変わってくるのです。櫛谷社長をはじめとしたクシタニのメンバーは、「レースが変われば、当然スーツも変わらなければいけない」という使命感のもとで、安全性を追求した、強烈な衝撃に耐えうるレーシングスーツをいち早く開発。また、同時にそれぞれのライダーの特徴に合わせて、革の厚みを変えたり、パッドの位置を変えたりと、丁寧に対応しました。



こうした細やかなサービスは、世界的にも評判を呼び、世界のトップライダーからも「是非クシタニでツナギを作りたい」と指名されるようになります。ロードレース史上に輝かしい記録を残したワイン・ガードナーやランディ・マモラなど、オートバイファンであれば誰しもが憧れるトップライダー達がクシタニの製品に信頼を寄せ、先代社長である櫛谷 稔子さんを「日本のママ」「ボス」と呼び、まるで家族のように慕っていたといいます。

「今でも忘れられない光景は、1987年にスウェーデンで開催されたWGP(ロードレース世界選手権)500ccクラスで、クシタニのスーツを着たワイン・ガードナーとランディ・マモラが、表彰台の1位、3位を占めた時ですね。自分たちが心を込めて作ったツナギを着たライダーが世界最高峰のレースで活躍するというのは、本当に嬉しかったです」と櫛谷社長は当時を振り返ります。

  


Posted by 出世大名家康くん at 10:00Comments(0)ものづくり

2012年08月21日

【ものづくり】浜松から世界的ブランド「KUSHITANI」誕生

スズキ、ホンダ、ヤマハなど、世界に名だたるオートバイメーカーの創業の地である浜松市は、日本のバイク文化発祥の地であり、バイクファンの聖地でもあります。市内には、オートバイ関連の企業や施設がたくさん立地しており、また、「バイクのふるさと浜松」をはじめとしたバイクファン向けのイベントも開催されるなど、浜松市とオートバイ産業は深い関わりがあります。

バイク用レーシングスーツの世界的メーカーである「KUSHITANI(株式会社クシタニ)」の代表取締役社長 櫛谷 久さんにお話を伺います。


「KUSHITANI」の名を知らないバイクファンはいない-- そう言っても過言ではないほどバイクファンに愛されているレーシングスーツ(革ツナギ)などのオートバイ用革製品の世界的なブランド、「KUSHITANI」。日本全国だけでなく、欧米、アジアにも展開し、世界のトップライダーが愛用するブランドです。
そのルーツは古く、戦後間もない1947年に、ハンドバッグや財布などの革製品を製造販売する「櫛谷商店」として、現在の櫛谷 久社長の両親が、夫婦たった二人で浜松市内に創業したことから始まります。
 その丁寧な“手作業”により生み出される革製品はクオリティが高いという評判が広がり、県内でも評判の店として知られていました。
1952年、櫛谷商店に一本の電話が入りました。その電話の主は、浜松に本社を置く世界的オートバイメーカー「スズキ」。世界的にも注目され、1907年から続く由緒あるオートバイレース「マン島TTレース」に参加するための『革ツナギを作って欲しい』という依頼でした。

レーシングスーツは、体に合わせて立体的に制作されるため、機械による自動化が出来ない特殊な製品です。またライダーの命を守る大切なアイテムであり、さらに当時レーシングスーツを製造するメーカーは国内にない、という状況でした。もちろん櫛谷商店にとっても全く経験のないことでしたが、スズキの担当者からの「本革製品を熟知し、優れた製品を作り上げる技術力は、安全性を最重要視するオートバイの分野でこそ生かされるべきだ」との熱いラブコールに、櫛谷夫妻は未知なる世界に飛び込むことを決意しました。これが世界のトップライダーから愛される「KUSHITANI」ブランド誕生の瞬間です。
とにかくライダーのニーズを深く知るために、ライダーはもちろん、メカニック、メーカー担当者等、ありとあらゆる人々へ徹底的にヒアリングを行い、また海外のツナギを見よう見まねで研究し、何度も何度も試作品を作り直し、試行錯誤を繰り返した結果、1955年、ライダーが求める「最高のツナギ」がついに誕生します。

「オートバイについての知識もノウハウも無かったにもかかわらず、ライダーの安全のために、とにかく行動に移してみるという、“やらまいか精神”(※1)が、革ツナギという難しい製品を作り上げる原動力だったのだろうと思います。そして、“ライダーの安全のために尽力する”という姿勢は、現在までずっと変わらず受け継がれています」と、櫛谷社長は語ります。

(※1:“やらまいか精神”とは、「あれこれ考える前に、とにかくやってみようじゃないか」と行動に移す、浜松市民特有の気質。)

創業当時の「櫛谷商店」  


Posted by 出世大名家康くん at 14:41Comments(0)ものづくり

2012年02月27日

【ものづくり】遠州織物夏物デザインコンテスト

浜松地域は、織物の産地。

そんな浜松地域の繊維産業の活性化を目的に、2月25日(土)、遠州織物夏物デザインコンテスト最終審査会が開催されました。

コンテストのテーマは「ビジネスシーンで着用する男の夏用ウエア」。

この日は一次審査を通過した13作品をファッションショー形式で最終審査。
審査員は、デザイナーのワダ・エミさんら7人。


↓写真は、モデルの皆さん。



モデルを買って出た皆さんは、大勢のお客様の視線を集め、ランウエイを颯爽と、そしてポージング。。。

Jam9 MOCKY(モッキー)



渡部修磐田市長



そして、鈴木康友浜松市長も・・・




グランプリに輝いたのは、浜北区の古山敬子さん。
浜松市長が着ていたものが、まさに“グランプリ作品”。
作品名は、「凛」RIN




入賞作品発表
本日の入賞作品の一部は、今後商品化される予定とのこと。

今年の夏は、遠州織物の“男の夏物”に注目だ!!!


関連記事
静岡新聞 
中日新聞 


(シルバー)

  


Posted by 出世大名家康くん at 20:21Comments(0)ものづくり

2012年02月13日

【ものづくり】6次産業化フォーラムinはままつ

皆さんは、「6次産業」という言葉を聞かれたことはありますか?

6次産業とは、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも
業務を展開すること。




今日、中区のホテルで、「6次産業化フォーラムinはままつ」が開催されました。

今回のテーマは、
「6次産業化による地域資源の活用と誘客促進」です。



まずは、会長高山氏のあいさつ。
高山氏は、花の栽培をされていますが、その花を使ったブライダル産業へ進出しています。

今回のフォーラムには、農業従事者、漁業従事者の方々で6次産業化を検討しておられる方が多く参加されました。



基調講演は、山口県萩市からお越しいただいた、道の駅 萩しまーとの中澤氏。
中澤氏は、全国の道の駅の立ち上げや、地域の水産資源や食資源を活用した観光開発の支援をすすめる、
いわば、「地域活性化の伝道師」。



今日は、テレビでもとりあげられた、萩の魚「金太郎」をどのように、お宝ブランドに育てていったのか?
その秘話から始まりました。
まずは、地元の方に買っていただくこと。
「近きもの喜び、遠きもの来たる」
これが、中澤氏の信念です。
そして、東京の百貨店や高級スーパーマーケットへのマーケティング手法を細かく説明いただきました。









午後からは、情報交換会が始まりました。
会場には、現在6次産業に取り組んでいる方々が、展示や説明を行います。

出展者の方の一人にお伺いしました。
「私達は、ノウハウはすべてオープンにします。オープンにすれば、私達にりも、よりよいもの
を作る人が出てくる。それを私達がまた越えればいいだけ。そうでないと、良い商品は
生まれてこないです。」

浜松にも、6次産業の風が吹いてきました。
これから、斬新な商品がどんどん開発されていくのが楽しみですね。

(オレンジ)












  


Posted by 出世大名家康くん at 14:39Comments(0)ものづくり

2011年12月06日

【ものづくり】浜松ものづくりマイスター

浜松市は、全国有数の産業都市。

この産業都市の技術(=巧み)を"次代に引き継いでいこう"ということで昨年度創設された制度が「浜松ものづくりマイスター」。

今年度は、4人の方を浜松ものづくりマイスターに認定しました。


写真、左から神谷武彦氏(神谷理研㈱代表取締役専務)、古橋敏明氏(古橋織布(有)代表取締役)、市長、増田久雄氏(㈱増田酸素工業所代表取締役社長)、毛利俊甫氏(㈱ポリシス代表取締役)

詳しくは、浜松の元気HP→『平成23年度「浜松ものづくりマイスター」認定』で・・・


(シルバー)
  


Posted by 出世大名家康くん at 08:42Comments(0)ものづくり

2011年11月13日

【ものづくり】ガーベラで希望と元気いっぱいwishプロジェクト

浜松100夢プロジェクト事業で、東京銀座ソニースクエアで「浜松の花ガーベラ」をPRしました。

実施したのは、浜松PCガーベラの皆さんで10,000本のガーベラを1Fエントランスホール&ソニースクエアに展示しました。



ソニースクエア展示


エントランスホールには、車を模ったガーベラ




浜松市長も駆けつけ、浜松をPRしました


そして、市長が持っていた花束が集まった皆さん気になっていたようですので、ジャンケンで1名の方にプレゼントすることになりました。
大勢の方が参加していただき、なんと勝ち残った方は静岡市の出身の方でした。
おめでとうございました。市長から手渡されました。


続いて、藤野部会長(向かって右から2人目)がガーベラを長く飾るための秘策で「水は入れすぎず、漂白剤を1滴入れること」を説明。



このイベントは、11月7日から行われており毎日100名の方にガーベラを2輪づつプレゼントしてきましたが、最終日の本日は200名の方に市長から手渡しました。

なんと、8分で終了してしまいました。

このイベントには、浜松出身のアーティスト2名も参加してしてくれ、浜松PCガーベラのPRに一役かっていただきました。
一人目は、浜松のFM放送局のコンテストで優勝した”畑中摩美さん”、きれいな歌声を披露。


二人目は、同じく浜松出身のアーティスト”川口直久さん”が、伸びのある声で観客を魅了してました。


今回のイベントは、市制100周年をPRすることと、バラやカーネーションといった花は輸入品が出まわっているのにくらべ、ガーベラは99.999%が国産で、しかも国内シェアーの3分の1が浜松であることをPRました。

次は、バレンタインにフラワーデイとしてチョコの代わりに花束を贈るようにイベントを計画しているようです。
是非、浜松PCガーベラをよろしくお願いします。

最後の締め括りに、川口さんと畑中さんのコラボでイベントは終了しました。




  


Posted by 出世大名家康くん at 18:31Comments(0)ものづくり

2011年09月24日

【ものづくり】第5回浜名湖アート・クラフトフェア

浜松市制100周年記念100夢プロジェクト事業
第5回浜名湖アート・クラフトフェアへ行ってきました。



全国30都道府県より326人の出展です。


<開会式>


村松尋代実行委員長「回を重ねるたびに出店者が多くなってありがたく思い、この浜松からフェアを通じて全国に元気を届けたい。」とあいさつ




鈴木康友市長「全国から集まっていただいた方に感謝し、ものづくりのまちとして発展を遂げてきた浜松市にとってこのフェアの開催は意義深いものであり、全国一のクラフトフェアであると自負している。」とあいさつ


尾高副実行委員長の開催宣言





関係者のテープカットで開幕しました。


出展者326人(陶芸96人、ガラス36人、木工73人、染織布35人、金属22人、皮革21人、楽器7人、その他36人)で、遠くは北海道、岩手県、福島県、宮城県、高知県から出展しています。



北海道から出展している”野中さん”台風の中フェリーを使用し浜松にやってきたそうです。




宮城県から出展の”千葉さん” 手作りガラス細工の「金魚釣り」で来場者の注目を浴びていました。



多くの人にクラフト(手工芸品)のぬくもりやものづくりへの技を感じ取ってもらい、ものづくりに興味をもってもらうことを目的に開催されてます。
明日(10時~16時)まで開催してます。皆さんお出かけください。

浜名湖アート・クラフトフェア↓
http://www.hamanako-craft.com/



(グリーン)





  


Posted by 出世大名家康くん at 13:26Comments(0)ものづくり

2011年08月18日

【ものづくり】今週の土日は「バイクのふるさと浜松2011」

今週の土日、浜松市総合産業展示館でバイクファン必見のイベント「第9回バイクのふるさと浜松2011」が開催されます。




今回の目玉イベントは以下のとおり。
◎電動バイク試乗会
20日(土)13:00~17:00
21日(日)10:00~12:00、13:00~16:00
※市販車の「ホンダEV-neo」、「ヤマハEC-03」だけでなく、開発中の「スズキe-Let’s」も登場。3社揃っての試乗会は国内初!

◎人気青春バイク漫画「750ライダー」作者の「石井いさみ先生」のトークショー
20日(土)14:30~15:30
※30人限定のサイン会や握手会も実施。直筆のイラストも会場内に展示あり。

◎「県警白バイ隊」のデモンストレーション
21日(日)13:00~

◎モトクロス国内最速レディースが登場する「バイクフォーラム」
21日(日)13:45~15:00
※日本二輪車協会親善大使の平忠彦さんと、2010年全日本モトクロス選手権レディスクラスチャンピオンの益春菜さん、同ランキング2位の安原さやさん、同3位の卲洋子さんが愛車とともにステージに登場。3メーカーのマシンを駆って、国内最速を競う3人がバイクへの思いを語ります。

その他、「バイクのふるさと浜松から新しい100年へのメッセージ」と題し、バイクメーカーを象徴する歴史車両、80年代の名車、未来を感じさせるコンセプトバイクの展示や、現行型バイクに直接触れることができる「タッチ&トライ」コーナーなども・・・


みなさんのお越しをお待ちしています!


詳しくは(こちら


(シルバー)
  


Posted by 出世大名家康くん at 18:50Comments(0)ものづくり

2011年08月04日

【ものづくり】鈴鹿8耐優勝チーム、市長に優勝報告

先週行われた「鈴鹿8時間耐久ロードレース」で、F.C.C.をメインスポンサーとするバイクチーム「F.C.C. TSR Honda」が見事優勝しました。2006年以来2度目の優勝。。


鈴鹿8耐表彰式/F.C.C.提供

本日、そのことを市長に報告するため、藤井正和チーム監督、所属ライダーの秋吉耕佑さん、伊藤真一さん、F.C.C.糸永取締役 辻総務部長らが浜松市役所を訪れました。


優勝報告会


レースで使用したバイクと同様のバイク


優勝トロフィー


藤井監督、秋吉ライダー、伊藤ライダーからマシンの説明を受ける市長


詳しくはこちら→『鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝チーム「F.C.C. TSR Honda」、浜松市長に優勝報告』
(シルバー)
  


Posted by 出世大名家康くん at 17:56Comments(3)ものづくり

2011年06月21日

【ものづくり】浜松が好き、コットンがすきっ。

有能なクリエイターの発掘・育成や、綿織物産地「浜松」の全国発信を目的に開催している「浜松シティファッションコンペ」。

 
テーマは、「浜松が好き、コットンがすきっ。」
 
このファッションコンペは、地方都市で開催されるファッションコンテストとしては、全国でも最大規模を誇ります。
 

「第18回浜松シティファッションコンペ」のデザイン画の募集が始まりました。
 
応募資格は(こちら
 
昨年は、全国のアマチュアクリエーター1,660名から4,076点の応募がありました。
 
 
一次審査は9月中旬
↓写真は昨年の1次審査




最終審査会は12月11日(日)
↓写真は、2009年の最終審査会。ファッションショー形式で行います。

 

その他、詳細は公式HPをご覧ください。
 http://www.hamamatsu-cfc.com/index.html

(シルバー)  


Posted by 出世大名家康くん at 21:52Comments(0)ものづくり

2011年06月13日

【ものづくり】先着順!電動バイク補助金 

浜松市では、オートバイ産業の振興や、環境にやさしい「電動バイク」の需要拡大を目的に、7月から「電動バイク」の購入補助を行います。

2011.6月時点の対象車両
ヤマハ発動機 EC-03


ホンダEV-neo

補助金額は、1台あたり20000円
募集件数は、100件。先着順です。。
募集受付は、7月1日~

電動バイクの購入をお考えの方、お早めに・・・


詳しくは、(こちら)をご覧ください。



(シルバー)

  


Posted by 出世大名家康くん at 23:51Comments(0)ものづくり